紫外線対策
お肌の大敵、紫外線。
しっかり対策して、元気でみずみずしいお肌を保ちましょう。
■ 紫外線とは
- 紫外線とは
紫外線とは地球上に降り注ぐ太陽光線の一種(電磁波)のことです。 紫外線は波長の長さにより、UVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)に分けられます。 UVCは大気に阻まれ地上に届くことはありませんので、 UVAとUVBが私たちが日常意識することなく浴びている紫外線ということになります。
- 紫外線はお肌の大敵
肌を傷つけ、老化させる原因の第一位、それは紫外線(UV)による「光老化」です。 どれだけ紫外線を浴びるかで、肌の老化の程度も決まるといわれるほど。 紫外線を浴びると、肌を保護するためにメラニンが生成されます。 ところがくり返し紫外線を浴びていると、メラニンの合成が促進され、色素沈着を起こし、これがシミの原因になります。 また肌のなかのコラーゲンなどがこわされて弾力性を失い、シワやたるみができてきます。
- 紫外線はいつでもどこでもふりそそぐ
紫外線というと、真夏、日当たり、海辺といった限定的なイメージをもっていませんか。 じつはそのどれもが誤解。まず紫外線は真夏に限らず、一年中ふりそそいでいます。 3月頃から急速に増えはじめ、5月にピークになり、9月頃までは高い状態がつづきます。 しかも冬になっても、夏の半分程度の量はあるので油断はできません。 日当たりでは紫外線が多いのは事実ですが、木陰でも量は減るものも紫外線の影響を受けます。 同様に、曇りの日でも紫外線はふりそそいでいます。 そしてギラギラと太陽の輝く海辺はもちろんですが、それよりも怖いのは標高の高い地点ほど紫外線が多いこと。 高原や山では、平地の1.3〜1.5倍もの量になるのです。
■ 紫外線対策の基本
紫外線対策の基本は、できるだけ紫外線を浴びないこと。 外出時には日焼け止めを塗る、帽子をかぶる、日傘をさすといった習慣を身につけましょう。 テニス、ジョギング、ゴルフなどの屋外運動をするときにも、つば広の帽子やサンバイザーを忘れずに。 帽子や日傘の色は涼しげな白が一般的ですが、いちばん紫外線をカットしてくれるのは黒。 黒は白の約10倍も、紫外線をカットする効果があります。 ただ黒や濃紺は熱を吸収しやすいので、濃い色を選ぶときは風通しのよい素材やデザインにして、 熱がこもらないようにしましょう。白を選ぶときには、UVカット加工のものを。 日に当たると肌が赤くなる人は、紫外線の影響を受けやすいタイプです。 長袖の服にしたり、手袋をして、肌の保護を心がけましょう。
■ 化粧品による紫外線対策
しかし、紫外線を浴びずに生活するなんて不可能なのが現実です。 そのため、やっぱりUVカット化粧品による紫外線対策は欠かせません。 紫外線の防止を目的にした化粧品には、いろいろなタイプがあります。 紫外線の透過量をコントロールして上手に日焼けするものと、ヒフへの紫外線の透過を防ぐものに大別されますが、 それぞれにオイルタイプ、乳液・クリームタイプ、ファンデーションタイプなどがあります。 説明書をよく読んで、自分の目的や肌に合ったものを選ぶのが基本です。 肌に合わず、チカチカするようなときにはすぐに使用を中止して、肌に刺激を与えないようにしましょう。